2012年6月21日木曜日

新作『骨抜地蔵』

思い付いだすけ、勝手に書いでみだw
本当はかなり前に書いだけど・・・w
これも絵っこ付いで絵本さなるがも??


『骨抜地蔵』


昔々、ちょんど100人の人が住む村があったど。

その村では、全員の枕元さ、お地蔵様が居だず。
そして、夜寝でらどぎ夢の中で、今日の村の様子が現れるんだど。

山のお地蔵様「今日、山仕事で木右衛門さんがケガしてまった。助けでけろ。
木切るどぎは道具ばしっかど使って、目標さ向げで倒すんで。皆して気付けで。」
その夢ば見だ皆は、ケガした木右衛門さんの家さ行って、看病したず。

木右衛門「いやぁ、木がこっちゃ倒れでよ~、逃げだっきゃ転んでまって、
腕の骨が折れでまったんだじゃ。やっと帰ってきたじゃあ。いやぁ助かったじゃあ。」

こった風に、何があれば、お地蔵様が夢さ出できて村人んどさ知らせるず。

こったら事もあったど。
村のお地蔵様「村長の家で働ぐ、おヨネさんが米ば盗んでまった。おヨネさんの
父ちゃが病気で困ってらみてぇだ。どうか御奉行様さ言わねんで、助けでやってけろ。」

次の日、村人んどは「なぁしに相談しねぇのよ?今度がらはちゃんと相談しろよ!」
と言って、おヨネさんの父ちゃば助けだど。

おヨネさんは、お地蔵様のおかげで助げでもらって、二度と盗まねぐなったど。

悪い事する気ながっても、すぐにお地蔵様の目さとまってまるど。

とごろが、あるどぎがら夢さ出でくるのは、どんでもいいよんたのばりさなってまったず。
「今日の運勢の1番はみずがめ座の人!」
「明日の競馬は大穴が来る!」
「不動産の投資でもうがる!株も良いごった!」

どうなってまったんだべが。
なんも必要ねぇ事ばり夢さ出るず。
酷ぇどぎだっきゃ、何も悪い事してねぇのさ、嘘の事まで夢さ出でくるど。

そして、村さケガだの病気で困る人、濡れ衣ば着せられて牢屋さ入れられる人
が増えでまったず。

村人の気助は「こりゃ何がおがしいど。」
と、村人んどさ「お地蔵様さ何があったがもわがんねぇ。」
と、言って周ったど。

ところが「おめぇ、何わがんねぇ事言ってらど。お地蔵様が間違うはずねぇべな。」
「おめぇの方がおがしいべ!」と、皆お地蔵様の事ば信じで疑わねがったど。

それでも、気助は皆さ話して周ったっきゃ、4人だげわがってけだず。
気助ば入れて5人。ちょんど村の5%。
「よし、5人で村中のお地蔵様ば調べるべし!」

5人がお地蔵様ば見でったっきゃ。
「こ・・・これは・・・」
「ん?あれ?」
「お地蔵様の背中が!」

なんと、お地蔵様の背骨が無ぐなってらった。
真っ平だど。

お地蔵様「た・・・す・・・け・・・て・・・」
気助「うえ!しゃべった!」
お地蔵様「毎日夢さ出過ぎで、カルシウム不足さなってまったじゃ。皆して
、やだらおらんどさ頼るどごで、消耗が激しいんだじゃ・・・」
気助「んだってが?牛乳飲むんだ!」
お地蔵様「いえ、牛乳は消化できませんよ・・・子牛でねぇば消化でぎねぇすけ・・・」
気助「んだのが!へんば・・・」
お地蔵様「なんぼがでも自分達でやってみねぇが?おらんどが居ねがったどぎみてぇに。
こごさ5人気づいだ者が居だ。あど2人さこの事ば伝えでみるんだ。」
気助「お・・・おう!わがったじゃ!」

気助んどは村中ば周って、この事ば伝えだず。
ところが、ながなが信じでけねぇず。
気助「いやぁ、他人さ伝えるってのは難しいんだなぁ。おらんどは、お地蔵様
さ頼り過ぎでったんだなぁ・・・は!そういや、町の方だば新聞ってのがあるず!」

気助は仲間ど新聞ば作ったど。
しかし、2つでやっとでったず。

とりあえず、配ってみだっきゃ。
村人「ほほう。どれ、見に行ってみるがぁ。」
と、2人には何とがわがってもらえだず。

そして、2人の村人も「本当だ!背骨ねぇじゃ!た、大変だぁ!」
と言い、家さ帰って、家族さ教え、隣の家さ新聞が渡り、どんどん拡がったど。

そして、次の日、村のお地蔵様の周りは人だがりさなったど。
「うわぁ!本当だ!大変だ!」
村人んどは皆、自分の目で確かめだど。
ある村人は「これがらは気助みてぇに、自分達で新聞ってやづ作って、でぎるだげ
やるべし!」
と、言いだしたず。
「んだな!皆が自分の目で見だ事書いだら良いんだ。困った事だって書げば
助かるがもわがんねぇなぁ!」
と、村人んどは、やっと気付いでけだんだど。

その晩げ、気助の夢さお地蔵様が現れだず。
お地蔵様「ありがとう。この村はちょんど100人居だ。黙ってれも5%の5
人は気付いで、あど2人増やし、7%の7人さ知れだら充分に村中さ話が 広まる
すけ。これがらは皆して力こ合わせでやってけろよ。」
気助「わがった!今まで頼りにし過ぎでったじゃ。申し訳ねぇ!これがらは皆して力こ
合わせるすけ!」

それがらどいうもの、お地蔵様の夢はバッタど無ぐなってまったど。
そして、村人んどは皆で新聞ば作り、自分達で知り、確かめるおになったず。
困った人も助かり、悪い事ばしようどする人も居なぐなったど。
デタラメな事ば書ぐ人も居だべたって、皆して確かめるすけ、大丈夫だど。

お地蔵様の背骨も、いづのまにが元通りさなって、にこっとしてらど。

村人んども、なんだが前よりにっこりしたず。




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